記事掲載

9月18日付循環経済新聞7ページに弊社のWEBサイトが取り上げられました。

産廃営業取引の負担軽減

排出・運搬・処理を網羅 -3社マッチングサイト始動へ-

総合デジタル事業のミキタク(東京・千代田、今井佳昭社長、☎03-6272-8124)は、「オンライン廃棄物一括処理マッチングサービス」のサイトであるミキタクウェイストオークションを開発。排出事業者や処理業者向けに廃棄物市場への投入を開始する。

従来の廃棄物分野のIT管理は、主に事務処理の軽減に着目してきたが、同サイトは取引における営業労務の軽減も重視。特に価格の見える化、業務効率化、CO²の排出削減に力点を置き、サイト上で排出側と処理側で情報共有していく。排出事業者責任を全面に押し出し、浩平で安定した取引関係の構築を目指していく。

システムは排出事業者(売り手)、収集運搬業(運び手)、中間処理業(買い手)の3社に登録してもらい、排出事業者が処理委託したい廃棄物が生じた時に、社名非公表で3社の各登録者間によるオークションを行う。

合意に至った場合に限り社名公表を経て契約段階に進み、収集・処理の各契約、支払いまでをサイト内で管理する。同サイトの活用で排出事業者と処理業者間の直の営業業務が緩和され、異動や交渉に掛かる労務・コストの低減が可能になる。

会員登録に際して、必須情報項目として、会社名、業者、住所・電話番号等の企業情報、支払い条件等が必要となっている。

オークション参加時には、排出事業者は廃棄物の種類・量・頻度・荷姿・必要に応じてWDS・SDS・分析表のデータも明示する。運搬会社は収集運搬業許可証、自社情報、運搬車両情報等が必要となっている。中間処理・最終処分業者も許可証、自社情報処理・処分方法と能力等が必要となっている。契約書は電子契約書対応で、フォーマット(他にもWDS・受入報告書等あり)はサイト内にある。

作業スケジュールや作業状況もサイト内で確認でき、廃棄物の追跡機能も装備している。また、請求書や利用明細書も自動で生成され、事務作業も軽減できる。

サイト運営は登録費用や取引成立後の手数料、広告等で賄われ、SDGsなども踏まえた取引後の委託・受託に関する評価制度や、ポイント付与システムも盛り込む。

基本的にはオークション形式の入札制度でマッチングを進める。一般的には売りてと書いての2社で行われており、3社のマッチングオークションは廃棄物市場だけでなく、IT分野でも先駆的な取り組みで、特許も出願済みだ。

週刊 環境経済新聞 第1649号

2023年(令和5年)9月18日(月曜日)